「この世界の片隅に」(アヌシーで受賞)の良さはフランス人にも判ってもらえた! 

「この世界の片隅に」は、片渕須直監督の作品で、アヌシー国際アニメーション映画祭での受賞後、9月に公開されています。地味ながらロングランを続け、「この世界の片隅に」をみた人からはとても高い評価を受けているそうです。国は違えどやっぱり良いものって判ってもらえるんですね。

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「この世界の片隅に」が、アヌシーで受賞!

「この世界の片隅に」は、時代は戦時中のアニメ映画なのですが、昭和の初めの広島の懐かしい風景や人情などが、とても細やかに牧歌的に描かれて優しい気持ちにさせられるそんな映画です。

18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。

1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。

今まで見た映画で一番好きな映画の一つで、みた後は会う人みんなに勧めていましたっけ。

主人公すずは悲しい体験もあるのですが、その美しいパステル調の風景とすずの天然のキャラクターが戦争の悲惨さや残酷さを和らげてくれています。

ところで、カンヌ映画祭から独立したアニメフェスティバルがあるのをご存知ですか?それはアヌシー国際アニメーション映画祭というのですが、世界的にも評価された権威ある映画祭です。

「この世界の片隅に」はアヌシー国際アニメーション映画祭で、今年、審査員賞に輝きました。世界中で人気のある日本のアニメですが、特にイタリアやフランスでは、とても人気あります。

余談ですが、10年前、近所に越してきたフランス人の男性が、「僕は、ジブリで働くために日本に来たんだと」言っていたので、ジブリの世界的なブランド力に感心したことがありました。

「この世界の片隅に」はフランスで9月6日から公開が始まったのですが、配給会社のSeptieme Factoryが、日本のアニメを配給するのがはじめてで、宣伝がまずかったんです。街にポスターだって貼っていなくって、「君の名は」のときとは大違い。(ちょっと許せない!)

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「この世界の片隅に」の良さがフランス人にも判ってもらえた!

けれど、わずか68館の公開なのですが、これがじわりじわりと来ているようなんです!

「この世界の片隅に」をみた人たちから次々と高評価をもらって、口コミでも広がっているようなんです。

「本作は困難な日常生活の中で世界に対する揺るがぬ愛の秘密を探し当てながら、あくまで派手さを排除することにより光り輝いている」と、天下のルモンド紙が評価しています!ほかの映画専門誌でも絶賛!

アニメですが、どうやら子供やティーンより大人の特に女性たちの心を捉えたようです。主人公すずの成長や、夫・周作の結婚と結婚後の周作との恋。当時の一地方である呉の街や当時の生活。

私達も知らない、現代の日本の都会とかけ離れた一つ一つのシーンや小さなドラマが、全く違う文化のフランスで受け入られ、理解されるものなのですね。

「この世界の片隅に」の人気が宣伝によるものではなくて、口コミで広がっていっているという、そこにこの「この世界の片隅に」の価値が凝縮されているように思います。

やっぱり、良いものに国境はなかったのですね!

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